厨二病日記

取り敢えず患った不治の病が厨二病でよかった Twitterは @Pott0N_mush

休暇日記、アニメを観た話2

気力の問題

どうも、一ヶ月弱休めるとはいえ、入社の為に色々あるよ等と書きつつも、インターネット開通が遅れて、結局割と暇していた私です。

 

割と暇していたので、将来の役に立つ事をしておきたかったのですが、最近の色んなソフトがインターネットに繋がないと通知出て使いにくくなる!と言い訳をして、ダラダラアニメを観て過ごしてしまいました。

 

そんな感じだったので、社会人モードなら絶対観ないであろう「異世界転生」とか「初期からチート能力」とか、「たった一話で修行が終わって主人公がやたら強い」とかの、結局のところ主人公チート系(三つ目はご丁寧に言い訳付きだなと思う。)にまで手を出して過ごしたこの頃。(あとラブコメも)

これらの作品群には「確かに主人公さえ来ればなんとかなる系って、ハマりこんでもアニメの展開に神経割かなくで済むし、娯楽としては優れているな。」位しか感想が浮かばないので、端折るのですが、強いて言うなら、私のオタク全盛期に放送されてたら絵だけでBD10K売ってたなっていう作品本当に増えたなと思いました。

 

そんな中で一つ、異世界にも行かないし、チートスキルも出てこない作品で、これは感想をまとめておかないと気が済まないと思ったものがあったので、今回はそれについて、まとめていこうと思う。

 

感想

本来感想を書くならば、対象の作品のタイトルを書かないといけないのですが、今回ちょっと略称、伏字を使いたいと思います。(なんとなく)

 

私が観たのは「ひげ〇ろ」という作品です。そして、この作品を観て私が一番に思った事は、「自分もそうする。」という事です。

ただ、これは、作品の主人公がしたことに関してではありません。ましてや、作中の誰かの行動に思った事でもありません。

それは、この作品を2〜3話観進めた時に、そういう事なら、こうあるべきだし、自分なら多分こう言う終わり方にするという意味での「自分もそうする。」なのです。

それはつまり、この作品を観ながら自分は、なんとなくシンパシーめいたものを作者様に感じたという事です。

 

という訳で、これからこの作品の共感点について、書き記していこうと思います。

 

善人の割合が多い(というかほぼ全員)

これは自信を持って言えるのですが、この作品の作者様は性善説をもって作品を書いています。

それというのも、この作品のヒロインに降りかかる不幸が極端に重く、かつそれを更生させる人物全員が善人という構図は、頑なに人の善性を信じていないと書けない、というより、そうはならないからです。

 

また、作者様はおそらく「尊敬している善人の社会人」に出会ったことがあるのだとも思います。そして、強烈な「人間かくあるべし」という像をもってこの作品を書いた事と推察します。

 

更に言うと、悪人が複数出てきたり、悪意をもって狡猾に何かを奪い合う時の複雑な策略描写は、この作者様にとって、難しい事だったのだろうとも思いました。

作品中の悪意に関する描写が「いじめ」という大きな括りであったり、「クズ親父」というテンプレートなのは、そのせいだと思います。

 

ここまで読んで伝わったと思うのですが、私のこれは感想かどうか際どいものです。しかも、見方によっては作者様の事を分かった気になるという高慢な旨のものでもあります。なので、別に誰が読むでもないですが、私は一応タイトルを略称、伏字にしました。

 

兎角、一旦、ここまでを本当に感想か怪しいまとめ方をすると、多分作者の人が善い人、或いは理想の高い人なのだろうなと思ったということです。

 

その上で更にもう一つ共感点があったので、それについても書いて、この拙い感想文を終わりにしようと思います。

 

人間には歴史がある。

私がこの作品を観て、感想を書かなければと思った表現があります。それは他人の過去の事を歴史と呼んだ点です。

 

これは私にとって嬉しい事でした。何故ならば「自分もそうする」からです。

何よりもまず、私がこの作品に出会う前から使っていた表現を、今日日まで接点の無かった創作のプロがしていた事に喜びを感じました。

そして、この作品の作者様が先述の通り(本人がそれを体現するような人かはどうあれ)善という普遍的なテーマについてよく考えて作品づくりを行ったのだと確信しました。

 

ここからは個人的見解であり強い偏見です。

人間に歴史があるという人は、悪意を持った接し方にあったとして、決してその瞬間のその人と悪意だけを見ません。

なので、仮に集団に入った時に、既にはぐれている人を共に除外しようと唆されたとしても、自分の力で事態を精査します。

少し良いように言いましたが、こういう人は時にその柔軟性の無い善によって、社会のスピードに追いつけず。或いは簡単に帰属、同調する事が要領の良い正解とされている場面で、正解はできないことも有り得ます。

勿論、作者様は創作のプロなので、精神の一部を割いてそう見せているだけでしょうから、事にあたっては柔軟に対応できるかもしれませんが、自分としては、そういった善への拘りによる不器用はとても良いと思うのです。

 

強引にまとめ

私がこの作品を観て、面白いと思ったかどうかは、正直分かりません。敢えて明言すると、苦手な設定もありました。

なぜそう言うかというと、特別に、かつ長く感想を書いたから物語の作りに惹かれたんだ!と思われると少し違う気もするからです。

なによりこの感想(?)を見て、面白い話なんだ!という気持ちで視聴すると期待の通りでない可能性も大いにあると思います。何分、いい人が多くヤマが少ないので。

 

とまあこんな感じでこの記事は終わりです。

 

また次回。