厨二病日記

取り敢えず患った不治の病が厨二病でよかった Twitterは @Pott0N_mush

良い生き方について

冷静になってみた

以前このブログで、自分なりにダメな生き方をまとめて記事にしたことがある。

正直、ブログを日記と言うよりも、考え方のまとめ所としたり、いや、恥ずかしがらずに書けば、作品として書いている自分にとって、あれはターニングポイントで、あの記事を最後に止めようと考えていたくらい、本気でまとめたものだ。

 

それを思い出して、今、少し別の事を考える。

 

それは良い生き方を練り上げる必要もあるかもしれないと言う事だ。なので今回は、それについてまとめていこうと思う。

 

正解を探し続けること

浅慮だ。

 

何がと言うと、人生に正解がある様な言い方をするのは浅いと思う感性がだ。

 

まず一番に否定するが、人生に正解が無いなんてことは無い。そう言う問題自体をぼかして、正解を見出した気になって、実際は思考停止しているだけなのは大変良くない事だ。いや、必死に生きる事だけ強いられる状況にあれば、見向きもしたく無くなる問題だと言うのもたしかかもしれないが、こと日本におけば、良くない事と言って差し支えないだろう。

 

最近、一つのつぶやきを見た。スティーブ・ジョブズさんが死ぬ前に何を言い残したか、という旨のつぶやきだ。その内容は概ね「俺、仕事しかしとらんかったし金めっちゃ稼いだけど意味ないわ。病院のベッドでそう思っとる。正直、必要最低限稼いだら自分にもっと焦点を当てて生きるべきやった。」という感じだった。

 

自分と比べ、ジョブズさんの方が無限大倍くらい、大衆に正しい人と認識される人物であることは理解した上で、自分の様な賎なる者の考えを敢えて言うと「そんな事は当たり前です。」に尽きる。念の為に記すと、そのつぶやきにはソースが無いから、おそらく、そんな事は言ってないのだろう。と私は思っている。

ただ、もし仮に本当なら、死は平等で、その前で富は無力で、いつか忘れられる事も織り込んだ上で、良い人生を考える必要があり、しかもそれは重要だと言う事になる。

 

そしてこれは最早ジョブズさんがどうこうの問題ではなくなっている。

 

回りくどくなったが、人類みな平等に死に、死の前で富と名声が意味をなさない事が、普遍的な真理の一つである。と言うことが重要で、かつ問題だったのだ。

 

この発見は、良い人生を考えるにあたり、明確な方針を授けてくれた。智略を巡らせ大金を稼ぐ成功者にも、また、これ迄私が、そうなる事を成功と考えていた、高名な表現者にもなる必要が無いという事を示してくれたのだ。

 

ここにおいて、良い生き方とは?正解とは何か?という問いの答えは一層闇に紛れるが、それは別に良かった。薄ぼんやりと認識し始めたのだ。

 

正解を探し続けること、実の所、ただそれだけが重要なのだと。

 

答えを出す日が来る

どんなに富と名声を得たとしても、いつかは全ての人がその名前を忘れる。或いは覚えていられても、当の本人にとって意味の無い事になると理解出来た。

 

それは現代の資本主義社会において、だけではない。人類史においても、上と呼ばれる場所を目指したとて、土に帰れば後世の殆どの人に覚えられることは無く、社会的には、人の一生などそれほど大きな意味を持たないと思い知らされたのだ。

 

だがそれでは、そもそも何のために生きるのか?と言う話になってしまう。ジョブズさんでさえ死の前に後悔し思い悩んだならば、多くの人は何を目的にするのが正解なのだと慌てるかもしれない。

 

私の答えは非常に単純だった。

「上を目指せ。」である。

 

何を馬鹿な、意味が無いのだろう?そうした(そのうえ達成した)ジョブズさんでさえ後悔したのだろう?と思ったかもしれない。

 

しかしながら、これは何一つ嘘ではない。何故ならば、重要なのはプロセスと気づきであり結果ではないからだ。これは、生活の為に金銭を得るにあたり、結果を見る現代において見落とされがちな、非常にシンプルなこととも言える。

 

癖やインパクトを出すために「上を目指す」などと先述した事を否定する様に書いたが、結局は正解を探し続ける為のアプローチとして、上を目指すが最善と思っているだけの事だ。

 

上に行くのは難しく、試行錯誤が必要で、運やタイミングの問題にもぶち当たる。そうした時、人は、生きる為に最低限必要な程度を求めるだけの退屈な考えを見直す事になるだろう。何度も繰り返すが、それがとても重要なことだ。一応念を押すと、現代以降の(戦争に巻き込まれない場合の)日本においてのことなのだが。

 

そういう風に見直して、繰り返して、終わらないでいれば、いずれ死んだ時も自信を持って問いに答えられる。

 

何故生き、何を得たか、どういう事が、「個」である自分にとって大事であったかという問いに。

 

だから何時までも、何か打ち込めることを見つけて、目標を持って頑張ることが、「上を目指す」ことが、結果や名声や富に関係なく大事なのだ。

 

悪い解答例

最後に一つだけ。

 

個人的に「仕方のないことばかり起きる世界を受け入れて、忍耐が重要だと知りました」という解答は避けるべきだと思っています。

理由としては、これ、将来の夢は公務員とか、適当こいてた中学生の自分が訳知り顔で言ってた真理っぽいゴミだからです。

 

物事を対処するのに忍耐が重要なのは事実なんですけど。例えば、めちゃくちゃ賢い人に「人は宇宙空間に放り出されると死にます」って教えても「なんと興味深い!」とはならないと思うのです。

 

勿論、誰の人生も上手くいくとは限らず。なんなら自分もサラリーマンなので、結果そうなる事はよくある事なんですけど、神様が「個」として、コイツ作って良かったな〜。って思うような考えを持って生きたいから。

 

めちゃくちゃ被りそうな上記解答は避けたいですね。

 

ほな。