厨二病日記

取り敢えず患った不治の病が厨二病でよかった Twitterは @Pott0N_mush

ありがとうとごめんねが言える人という表現の危険性について

ありがとうとごめんねが言える人とは

ありがとうとごめんねが言える人。という表現があります。これは、然るべき場面で「ありがとう」と「ごめんね」が言える。人として最低限度の礼節がある人、を表しています。自分がそういった人を目指したり、他の人にも、あるべき像として示す分には、問題のない表現だと思いました。

 

先に結論を言います。この表現は自分の求めるパートナーの人物像に据える場合、とても危険です。

 

理由は、この表現に付いてくるニュアンスの部分にあります。以下にて、その説明を進めていきたいと思います。

 

丸と三角が描ける人

例えば、超有名雑誌で連載している漫画家さんが、最近アシスタントを切って、改めて募集を出しました。その要項にはこう書いてあります。

 

丸と三角が書ける人。

 

丸と三角をどのような図形か認識し、最低限度伝わる形で表現出来る殆どの人はおそらくこの募集に応募しないでしょう。理由は書くのも面倒なもので、その正確さ、その時漫画に必要な丸や三角を描けないと分かるからです。

 

でもかっこいい男の子とか可愛い女の子が、マッチングアプリ等で求める相手像にこう書きました。

 

ありがとうとごめんねが言える人。

 

かなりの人がこれに応募するでしょう。しかし、本質は漫画家の時と同じ事なのです。既に言うまでもないですが、これも上手く行きません。

それでも私は、このケースは上記の例より頻発していそうだと思いました。原因の殆どが、この例示で伝わっているとは思いますが、相手に求める「ありがとうとごめんねが言える人」は、かなり邪悪な性質を含んでいると思うので、もう少しだけ説明を続けたいと思います。

 

深いようで浅い

相手に求めるものはなんですか?という問いには、「細かい変化に気づいてくれる人」「色々と察してくれる人」「気配りが出来る人」等も答えることが出来ます。些か欲張りというか、難しそう、面倒くさそうに感じますが、応える自信がある人にはおそらく、それなりの実績もあることでしょう。つまり、こういう事を素直に求める人は、ちゃんと幸せになれる。私はそう思います。

 

さてここで問題児「ありがとうとごめんねが言える人」です。これはハッキリ言うと、上述した条件と同じものです。

この言葉を相手に求める時、人は無意識に「(私の心情を察した然るべきタイミングで)ありがとうとごめんねが言える人」を求めると思われます。究極的なケースだと「自分に落ち度があっても相手からごめんねが欲しい時」に「ごめんね」が言えない人はダメとなります。あまりにも利己的で強欲な話です。

しかも、タチの悪い事に、記事の初めで書いた通り、この表現は人として最低限度の礼節がある事を表すので、自分を最低限度しか求めていない謙虚な人間と誤認してしまうのです。

この事こそまさに、ありがとうとごめんねが言える人という表現の持つ危険性そのもの。当人に自分は謙虚であると思い込ませ、表現の聞こえの良さから強欲に気づく可能性すら蓋をし、袋小路に閉じ込めてしまいます。

 

自分は欲張りでは無い、そう言いたくて、一見して人間的深みのありそうな、この表現に手を出せば、結果強欲な自分を謙虚と誤認してしまう。ひねくれ者に相応しい顛末が待っているでしょう。

 

ありがとうとごめんねが言える人

最後に言いたいのは、二度目になりますが、自分の目指す像として、ありがとうとごめんねが言える人を掲げる分には問題ないということです。

おそらくそういう用法の表現なのだと思います。そして、できる相手を求めるというのは、誤用に留まらず。危険な誤用だということでしょう。

 

また、これを相手に求める人と出会った人に一言。

 

相手は心情を察して欲しいタイプの人だから面倒くさがらずに付き合うんだぞ。

 

といってさよならしたいと思います。

 

 

誰が読むか知らんけども

お久しぶりです

久しぶりに書き留めておきたいことができた。と書くと、それが嘘であることを思い出す。

 

実際のところ、書きたいことは浮かんで消えてを繰り返していたし、時間も無いわけでは無かったはずだ。つまり久しぶりというのが嘘だ。

 

けれども、何かを書き留めておきたいとか、そういう事より、ただ創作物を観たり読んだりしてぐうたらと過ごしていた。(お絵描きとかほんの少ししてたけどそれも休日ですら一時間程度だった。)(バンド練習は週一でしてた。)

 

有り体に言えば、何もせず、会社に行って働いて食って寝ての生活になっていたのだ。

 

それは本当につまらないことだ。

 

わざともう一度同じことを言うと、会社に行って働いて食って寝ている人間はクソほどつまらない人間で、私はそれになっていた。

誤解しないで欲しいのは、もう今の職場が嫌になったとか、そういう訳では無い。実際、意欲的に勉強した事柄も少なくないだろう。

 

ただ今はまだ変化に乏しく。日本国内を激しく動く刺激的な働き方はまだ出来ていないのだ。

 

祖母の死

前の記事から現在までで、自分にとって1番大きな出来事と言えば祖母の死だ。インターネットと言うのはどうにも色々な事を軽く捉えさせる特徴を持つが、軽い気持ちで書いているわけなどない。

ただ、事実を述べるなら、物凄く落ち込んだ訳でも無いとは言えるだろう。変化や刺激の話をするならば、祖母はもうそこそこの間、それを望める体調では無かった。そして死もまた必定の理だったのだ。

 

祖母を泣いて送る人は居なかった。大切に思ってなかったわけじゃない、分かっていたことだから。

そして、自分がぼんやり思ったのは、祖母は祖父が亡くなってから七年をどう生のだろうということだ。理由はそんなにない。

 

自分も歳を食って痛感するが、この人間という生き物は、歳を取ればとるほど、新しい何かを得られる可能性が物凄い勢いで減っていく生き物だ。

 

具体例で言うと、七年前、祖母は祖父を失った。それは悲しいことだけれども、見方を変えれば更に新しい人生の始まりと言える。だから、新しい恋にでも目覚めようかしら!新たな可能性を模索しようかしら!と考える事もできるはずだが、実際問題でいうと、人間中々そうはいかない生き物なのだ。

 

いや勿論、それ自体あまりに常識を超えた判断であると理解はしているが。一般的にそうは思わないという常識的観念を超えてもなお、どの道不可能だというのが事実だろう。

 

より明解にすると、老いはルッキズムどうこうのレベルとは違う次元で人の外見的魅力を減衰させるし、何より体力を奪う。若い頃と同じように遊びに出掛ける事は難しく、肉体は恋や新たな可能性の模索に適した状態ではなくなってしまうのだ。

 

これは圧倒的な事実だ。かと言って、可能性に満ちた少年の頃に、手を伸ばした先が応えてくれる世でもないというのに、一体何が生の意義になるのか。

 

ただ、祖母が旅立って思った。少し長く精神は休んだが、ーいや、真実は本当に忙しくしていたのだがー、やはり、その生に少しだけ長く意義を与えるのは、我々子々孫々の役割であると言う事を。

 

そして、それと思った今、私もまた後代に残る者を授かる為に、努めなければならないと痛感した。

 

痛感した次第である。

 

最後に

リハビリも兼ねて、と言うよりも、これからまた少しブログを書こうと思っているので、今回はこの程度で締めたいと思う。

 

思えばこの活動もまた爪痕であり、やはり思考を残す事は大事だ。読み返すには充分恥ずかしい内容だが、無いよりはいいかもしれない。これは備えなのだ。

 

誰かがこれを、しかもここまで読んでくれたなら、私がその人にやってみて欲しい事を書こうと思う。

 

それは「問答法」だ。

 

それでは、また。

 

 

あけましておめでとうございます

今年の目標

あけましておめでとうございます。

今回は今年の目標です。軽く四つ。

 

1.仕事は頑張る。

とりあえず、ここをしておけば及第点出そう。という目標その一。

 

仕事の分担が部署毎にハッキリしており、人手不足を言い訳にしてオールラウンダーである事を求めつつも、部署に与えた役割(勉強が必要)をこなせという無茶な要求をする会社ではなくなったので、そういう環境であれば自分は活きるのか?という所を素直に試したいです。

 

前向きさを年末まで維持できたらば、今年の50点は固いでしょう。

 

2.ボーカルを頑張る。

趣味の要その一。自身の外へ向けた活動を広げていくステップです。

 

表現活動の重要性を解きつつも、やれ練習中だの、人や機会がだの言ってしまっていた気もする自分でしたが、バンド活動に参加することが決定。

ボーカルは自分にとって、そこそこ自信を持って出来ることであり、ある種、即物的な表現活動となりえつつも、リターンの多そうな。コスパのいい活動な気がします。

 

少々油断の垣間見える文章ですが、無論、誠実さを持って努めたいです。

 

3.絵を頑張る

趣味の要その二。時間がかかるところです。今とても楽しく描けているので頑張りたいですが、工数を下げる工夫に目を向けつつ、目を向けすぎないことが重要になるかなと思っています。

 

自分がやってこなかったという事実をよく考えるとか、経験を積んで省ける工程を考えていくこと、飽きないことを大事にしたいです。具体目標としてイラスト本に出来る枚数を描けたら良いなと思っています。

 

4.ゲーム、YouTubeを最低限に絞る

めちゃくちゃ重要ですね。才能って言うのはおそらく生産と向上に繋がらない無駄な時間(しかしながらこの世で一番楽かつ、心地よい)を省ける人の元にあるのだと思います。正直に言うと、口だけ人間になっているので、もうこれを出来ないとゴミだと自分の事を洗脳していこうと思う所存です。対戦よろしくお願いします。

 

まとめ

ゲームを最低限に絞るので対戦ゲーム上手くなりたかったけど諦めます。この歳になるとゲームが出来ても割と仕方ない事が多いので、腕を伸ばすなら他者に認められて得できる可能性があるものに絞らないといけないですね。

 

まあ、それってTOEICとか、資産運用に関する知識とかの方がもっともっと良いんですけど…。

 

結局三つ子の魂百までというか、口だけと言い訳かというとこですが…勉強苦手なんですよね。

 

でも頑張ると決めた事は頑張ります。仕事もそれに含めたので許してください。(誰に言ってる?)

 

という訳で今年も頑張るぞいや

2021まとめ

総合得点75点

☀️:晴れ 六星の運気:緑生

今年の評価は「良い」です。

 

基本的なところで言うと、まず無病息災で良いことでした。このコロナ禍において健康が続くことに感謝を絶やしてはいけませんね。

六星の運気が緑生という事で、上向きに感じられるのはある程度合っていると言えましょう。

六星は三柱の占いで納音を出す時の計算値と同じ数字を使う事からも大雑把なものという個人的解釈ですが、上向きの時に上向きなのは素直に喜ばしいことと言えます。

何より、ずっと頭に置いている情報ではないので、実は今年のことを次にくる立花だろうと思っていたくらいなのですが、立花はもっと良い運気なので、これからに期待できるのは嬉しいことです。

 

次に細かい仕事、趣味、恋愛の面をまとめていきます。

 

仕事面

☀️:晴れ

仕事面は晴れです。

転職を機に環境が一気に変わりましたが、現状転職先の人間は概ね良いという評価。そして職場の近くに住む事にしたので通勤時間、給料の発生しない義務に縛られた時間が大幅に削減されました。

仕事内容も実地で働く事が中心かと言われるとそうではなく指示中心となり、勉強してきた意味を実感すると共に、勉強する余裕も生まれました。

 

また、これまで自分は何度もやらされ感について言及してきましたし、子供達が憧れるような仕事ではないからモチベが出ないとも嘆いてきました。

これについても、環境の改善によりエンジニアの役割がハッキリした結果、若干関心を持てるようになりました。

 

これだけ良い進歩があったので晴れと言えるでしょう。

 

人間面

☀️:晴れ

人間関係についても、晴れです。

まず転職以前ですが、転職以前はオンラインで満足できる環境に恵まれました。転職直後より仕事の勉強で余り顔が出せなくなりましたが、一人ではけっして経験できないボードゲームをいくつか遊ぶことができ、とても良い経験になりました。

現在下火の印象ですが、良い人の集まりだと思うので再び活発になると嬉しいなと思います。

 

後半はそもそも引越しをしたので悪化するのが基本と覚悟していたのですが、先述したオンラインの環境より「ジモティー」をすすめて頂いた結果、来年度よりバンド活動が決定しました。縁起を気にする自分としては六星運気種子の去年であればベストでしたが、種子より始まった人生の見直しの一環とカウントすれば、きっと好機です。

何より重要なのは、(絵描いてるし練習してますし、小説も実は書いて結局音沙汰無かったからカクヨムにそっとしまったりしてるんですけど)こいつ表現する事が大事とか言っておいて大した活動してなくね?って疑われても仕方がないステータスだったので、それを改善出来そうな見込みができて安心です。

 

来年は一生懸命励みたいと思います。

 

恋愛面

☔️:雨

ここまで好調なのに75点、そりゃあ原因はここです。ぴえんぴえん。

文章IQが激減する程の低調。正直厨二病(ガチ)なので恋愛に関して割りとガチめに「興味無い」(痛い)寄りだったので、あった機会だけって感じで技術に難アリなんですが、出会えた人と転職を機に縁が切れたのは残念でした。

地元にいた時の最後のメッセージが冷たかったので、脈ナシかと思い転職後まで連絡してなかったのですが、暫くして映画に誘われた時はやっちまった感半端無かったですね。(もう転職先に着いてました)

 

こちらに移動してからお会いするに至った方は普通に好みじゃなかったり完全な低調。

 

来年バンド活動始めるし人脈広げて拾うしかないですね。ぴえんぴえん。

 

終わりっ!

以上が今年のレビューです。

 

皆さんはどうだったでしょう?私自身が現状幸運に恵まれていると言える状況にあるので、皆さんも幸せであれと祈るばかりです。

 

今年はこの記事が最後です。重度の暇すぎ病の方はこんな所まで来てここまで読んで下さったと思います。いや、感謝感謝。

 

来年もなんかそれなりに頑張っていきましょう。

それでは、良いお年を〜。

アニメ、漫画感想集

一作品300文字以内を目標とする!

最近観たアニメと漫画の感想です。順番は適当。アニメは流し見、じっくり見振り分けるけど優劣では無い。

☆アニメ

・カノジョも彼女

(流し見用)

素直過ぎる主人公が正々堂々二股するラブコメ

ギャグアニメなので勿論流し見推奨。登場人物全員奇跡的なまでにバカなので、通常有り得ないやり取りが頻繁する。それがとても楽しい作品でツッコミが声の通る佐倉綾音さんなのも高ポイント。お笑いにおけるテンポの大切さを実感できたりするかもしれない。

 

小林さんちのメイドラゴン(シリーズ)

(流し見用)

小林さんがメイドでドラゴンの女の子と暮らす話。

観たけど特に何も無いので流し見推奨。Twitterとかでは評判ありだったけど、なんもなくて可愛いみたいなタイプなので、入社直前の暇つぶし用だったなという感じ。BGMとしてはあり。新しいのが出ても自分は観ない。

 

死神坊ちゃんと黒メイド

(流し見用)

触れたものを死なせてしまう坊ちゃんとメイドの生活の話。

一応呪いが話の軸になっているけど、話しに大きな起伏がある訳でも無いので流し見用。これからというところで最終話だったので、これからだと思う。何気にCGアニメなので得手不得手もあるかもしれない。個人的にお絵描き好きだから、流し見用としておきながらも斜めの顔を止めてじっくり見たりした。

 

かぐや様は告らせたい(シリーズ)

(流し見寄り、じっくり見もあり)

プライドの高い両思いの二人が相手から告らせたら勝ちってバトルしてる話。

話題になって映画にもなっただけあって当然の様に面白かったです。ただこの作品にはずる賢いところがあって、それは、巧妙に設定で目新しさ(インパクトの方が正?)を出してるのに対し、四宮かぐやというヒロインはドテンプレもいいとこの古き良きツンデレ売れ筋ヒロインなところです。なるほど、売れるわけだと思いました。作者さんは天才です。

 

・魔女の旅々

(流し見寄り、じっくり見もあり)

魔女の冒険譚に憧れた秀才の魔女が自身の冒険譚を作るため旅する話。

これはまず主人公が可愛いです。また、冒険譚に記録する話しを探して旅しているだけあってエピソードが確り固まっています。話が転じる時、展開予想が合っているかなとか、結に至った時、この話のテーマ、メッセージはここかなと考えると楽しめると思います。それをしないと単調。

 

・探偵はもう死んでいる

(じっくり見)

探偵の助手だった主人公が再び探偵の助手になる話。

話の構成が結論から入るタイプですが、推理物ではないです。観てから日が経ってるからあったかもしれませんが主人公が選ばれた理由に文脈がなかった気がして(巻き込まれ体質だったか?)そこは微妙な点ですが、伏線や引きが確りしていたので最後まで観てしまいました。ただ、熱量があるうちに二期が来ないと続きは観ないかも。ヒロインが主人公のことキミって呼ぶのよすぎる。

 

無職転生

(じっくり見)

無職が転生する話。

個人的な転生物への偏見として、そもそも物語が始まる頃には成人していて実質召喚に近く、前世で社会的地位等の関係から持て余していた力が偶然めちゃくちゃ生きる世界に転生し、無双するもの。と言うのがありましたが、この作品は違ったので、最近毎週の楽しみです。

第一に作る時の考えが恐らく、異世界→人物なのかなと思うくらい異世界の文化はこの世界と違う、という事を細かく描画しています。そして主人公も、引きこもり無職がせいぜいできる程度の転生による人生効率化しかしていない辺り高ポイントです。これからも確り観ます。

 

・見える子ちゃん

(流し見用)

怖いものが見えるようになった女の子の話。

The流し見という内容。ホラーではあるが、ホラー要素もそんなに怖くない。正直、作業用BGMと言って過言ではない。強いて言うなら邪魔にはならない。あと構図考えてる人がエロいね。

 

Sonny Boy

(じっくり見)

夏休みに異次元に漂流した少年少女がそれぞれの生き方を模索する話。

これは非常にモヤモヤした。映像が面白いかというとそうでは無いし、考えて観て自分なりの解釈をしないとダメなタイプ。クリエイターが仕掛けて来てる系のやつです。個人的には主人公の進歩が、起きた事に対してとても小さいようにも思いました。他にも自分に当て嵌めて考えたり、主人公達以外の選択とその先を思ったりして味わう感じだと思います。ラジダニの選択がやっぱり一番好きかな。面白い作品の受け取り手なだけのアニメ消費者には10/10面白くないです。オススメは出来ません。

 

86ーアンダーテイカーー

(じっくり見)

戦闘区域86区の奴隷少年兵団に色々起こる話。

これ好き。自分は奴隷って思考体系が単純で、生きる為に群れて、排他的になって、小さいけど強い誇りを持つ傾向にあるという偏見を持っているんだけど。それがどうしようもないくらい主人公達に当てはまっていて、だからこそ彼らを救おうとする周りの豊かな大人達の言うことも理解出来て、それでも状況が主人公達を正義のように見せているストーリーが本当に好き。色々あるが集約させると、自分の人間観が作者とほぼ同じだから意図がめちゃくちゃ伝わってきて気持ちいいです。他の人は知らないのでオススメはしません。

 

・吸血鬼すぐ死ぬ

(流し見用)

すぐ死ぬ吸血鬼とヴァンパイアハンターが暮らす話。

ギャグアニメなので流し見なのは然るべきこと。個性的な吸血鬼がいっぱい出てきてくだらなくて楽しくはあります。実はめちゃくちゃ絵が整っており、特に塗りは配色や影の置き方等、おお…となったりします。アルマジロが可愛い。

 

ヴァニタスの手記

(流し見、じっくり見もあり)

ヴァニタスが吸血鬼の病気治してく話。

観始めてから気づいたけどこれは、…女の子向け作品です。とはいえ古来そう呼ばれて来たDグレとかREBORNよろしく内容があるんですけど。パッと思い出せる感じジャンヌが可愛かったことと、気持ち悪い博士がいた事しか思い出せない。分割2クールらしいので2クール目を見たら思い出すかも。

 

☆漫画

・五等分の花嫁

五つ子と恋愛する話。

アニメから入ったからアニメに書こうかとも思ったけど漫画で最後まで読んだから漫画。正直、一気に見たからか今思うとあんまり語れないです。定番の話題はどの子が一番だと思うかだと思うのでそれだけ書いとくと、三玖です。陰キャオタクなので最初に心開いて助けてくれた子が一番ですね。

 

・マッシュル

筋肉で魔法の世界をごり押す話。

ギャグ漫画にバトル要素って感じですが、結構本格的に戦います。多分つっこんだらいけないんだろうけど、マッシュがやれることは普通に筋肉の範疇を超えており、それでいて何故か痩せマッチョ陰キャです。いや、だからといって超兄貴みたいな主人公に出来ないのは流石に理解できてはいます。この作品は、余程暇ならどうぞくらいのオススメ度ですね。

 

・怪獣8号

怪獣が出る日本で討伐隊員を目指すおっさんが怪獣になっちゃう話。

Twitterの宣伝で切り抜かれていた怪獣になった直後の用の足し方が分からないコマが、変身系のリアリティとして心に引っかかって読みました。実際はすぐに変身を制御するので、主人公が「怪獣変身」のスキルを持ったバトル物に収束します。主人公に怪獣が宿り、討伐隊の制服とも適合しない伏線を回収し始めるまで流し読みかな。

 

・葬送のフリーレン

勇者と旅したエルフの魔法使いが、勇者との旅をなぞる話。これも広告が気になった漫画の一つ。最新刊まで読みましたが、一番面白いのは一巻かなと思っています。個人的な解釈ですが、エルフが長寿で、人と思い出諸々を共有できない事の表現こそが、この作品の人を集める核なので、どうしても一巻のそこを見終えた後に関心が向きません。その後冒険が始まった。で終わる読み切りでも充分だと感じました。

 

・ブルーピリオド

何も無かった主人公が芸術に触れて、東京芸術大学を目指す話。

私はこの作品を教科書に載せた方がいいと考えます。それというのも、主人公「八虎」の選んだ生き方は、今後戦争でも起きない限り、人として最高の物だと思うからです。八虎というキャラは勉学に励むことへの抵抗がなく、しかも人の心を慮って振る舞える「現代日本社会人の天才」みたいなキャラなのですが、その人生が芸術に触れて明らかに鮮やかになる様は、私が個人的に否定したいものを否定してくれてる様で、とても心地いいです。

八虎の変化の好例を一つだけ挙げるとすれば、彼の勉強が「メリットがあるし、楽しいと感じるから漫然と学ぶ」から「やりたい事があるから、知りたい事ができて学ぶ」という、本来在るべき順序に変わった事でしょう。勿論この他にも、素晴らしい変化が彼に訪れます。最高です。

未来、漫然と人生を消費する子供を減らす為にも、せめて全国の図書館に置いて欲しいと思います。

 

・爺さん婆さん若返る

爺さん婆さんが若返って愉快になる話。

基本的に山なし落ちなし意味なしの日常系です。若返って馴れ初めをもう一度なぞるなどして、人物像が深堀りされていたり、若かりし頃のエピソードが古めかしかったり見所はボチボチあります。あと、絵が綺麗で孫が可愛い女の子だけなので可愛い密度が高いです。

 

SPY×FAMILY

スパイと暗殺者と心を読む超能力者の子供が家族になる話。

今度結構お金かけてアニメになる作品の原作。お金をかけられる=業界の方が多面的に評価しているではあると思いますし、実際面白いです。ただ具体的にどこがと言われると、正直、それはまだ分からないです。漫画は一山超えていますし、アニメもそこまででしょうが、その時点ではこの漫画のイントロでしかないと思います。

タイトルにファミリーとありますし、家族をテーマに話が大きく動くまでは、キャラ設定とその組み合わせが醸す面白さを楽しむ感じだと思います。

 

・後ろの正面カムイさん

女性の幽霊を過激な方法で除霊する霊媒師の話。

Twitterの広告で若干気になったシリーズ。まあ予想も何もという感じですが、除霊方法が一発キメるという事で、完全な娯楽漫画です。勿論、ギリギリセウトな描写しかありません。今の所は。

 

以上が最近見たアニメと漫画の感想です。最後に途中で読むのやめたアニメや漫画の話ちょっと書きます。あと好きな話とそうでないものの傾向とかも。

 

最後に

☆途中までしか見れなかったアニメ

・僕達のリメイク

サラリーマンで人生進めた元クリエイター志望が過去に戻って芸大通う話。

ブルーピリオドをVTuber経由で知った自分としては、同じくVTuber他多方面で活躍される木緒なち先生のこの作品は興味ありだったのですが、おじさんが観るには都合が良すぎました。後半結局夢でしたとかでも萎えそうなので実質詰み。

 

・白い砂のアクアトープ

水族館を存続させようと頑張る女の子とその手伝いをする元アイドルの女の子と、その他数名の話。

途中で飽きてしまいました。核心を提示するテンポが遅いのか、内容にも興味が湧きませんでした。カニが苦手な医者の居るクリニックに展示に行く話で見終えました。

 

☆途中までしか見れなかった漫画

古見さんは、コミュ症です。

古見さんというコミュ障の友達作りを手伝う男の話。

そんなコミュ障居ないというのが感想です。いや、じゃあ転生も戦争も無いって話ですが、やはり都合の良さと創作感なんでしょうね。漢字の配慮に今気づきました。わたモテとかの手を替え品を替えで、かぐや様程上手くできなかった版という認識です。

 

江戸前エルフ

江戸の神社に祀られるエルフと巫女の日常の話。江戸時代の豆知識などが出てきて、面白くなくもないようで、何かが足らない感じがします。キャラクターの魅力か。

 

以上が一旦見たけど、一旦止まった作品です。

 

さて、感想をまとめて分かった事ですが、自分は主人公に課題があるかどうかと、主人公に与えられた条件が都合の良いものであり過ぎないかを重視している様です。

この辺の要素がある作品を教えて貰えると助かったり、時間が奪われて助からなかったりすると思います。でも教えて欲しいので、そのら辺はよろしくお願いします。

 

では。

 

良い生き方について

冷静になってみた

以前このブログで、自分なりにダメな生き方をまとめて記事にしたことがある。

正直、ブログを日記と言うよりも、考え方のまとめ所としたり、いや、恥ずかしがらずに書けば、作品として書いている自分にとって、あれはターニングポイントで、あの記事を最後に止めようと考えていたくらい、本気でまとめたものだ。

 

それを思い出して、今、少し別の事を考える。

 

それは良い生き方を練り上げる必要もあるかもしれないと言う事だ。なので今回は、それについてまとめていこうと思う。

 

正解を探し続けること

浅慮だ。

 

何がと言うと、人生に正解がある様な言い方をするのは浅いと思う感性がだ。

 

まず一番に否定するが、人生に正解が無いなんてことは無い。そう言う問題自体をぼかして、正解を見出した気になって、実際は思考停止しているだけなのは大変良くない事だ。いや、必死に生きる事だけ強いられる状況にあれば、見向きもしたく無くなる問題だと言うのもたしかかもしれないが、こと日本におけば、良くない事と言って差し支えないだろう。

 

最近、一つのつぶやきを見た。スティーブ・ジョブズさんが死ぬ前に何を言い残したか、という旨のつぶやきだ。その内容は概ね「俺、仕事しかしとらんかったし金めっちゃ稼いだけど意味ないわ。病院のベッドでそう思っとる。正直、必要最低限稼いだら自分にもっと焦点を当てて生きるべきやった。」という感じだった。

 

自分と比べ、ジョブズさんの方が無限大倍くらい、大衆に正しい人と認識される人物であることは理解した上で、自分の様な賎なる者の考えを敢えて言うと「そんな事は当たり前です。」に尽きる。念の為に記すと、そのつぶやきにはソースが無いから、おそらく、そんな事は言ってないのだろう。と私は思っている。

ただ、もし仮に本当なら、死は平等で、その前で富は無力で、いつか忘れられる事も織り込んだ上で、良い人生を考える必要があり、しかもそれは重要だと言う事になる。

 

そしてこれは最早ジョブズさんがどうこうの問題ではなくなっている。

 

回りくどくなったが、人類みな平等に死に、死の前で富と名声が意味をなさない事が、普遍的な真理の一つである。と言うことが重要で、かつ問題だったのだ。

 

この発見は、良い人生を考えるにあたり、明確な方針を授けてくれた。智略を巡らせ大金を稼ぐ成功者にも、また、これ迄私が、そうなる事を成功と考えていた、高名な表現者にもなる必要が無いという事を示してくれたのだ。

 

ここにおいて、良い生き方とは?正解とは何か?という問いの答えは一層闇に紛れるが、それは別に良かった。薄ぼんやりと認識し始めたのだ。

 

正解を探し続けること、実の所、ただそれだけが重要なのだと。

 

答えを出す日が来る

どんなに富と名声を得たとしても、いつかは全ての人がその名前を忘れる。或いは覚えていられても、当の本人にとって意味の無い事になると理解出来た。

 

それは現代の資本主義社会において、だけではない。人類史においても、上と呼ばれる場所を目指したとて、土に帰れば後世の殆どの人に覚えられることは無く、社会的には、人の一生などそれほど大きな意味を持たないと思い知らされたのだ。

 

だがそれでは、そもそも何のために生きるのか?と言う話になってしまう。ジョブズさんでさえ死の前に後悔し思い悩んだならば、多くの人は何を目的にするのが正解なのだと慌てるかもしれない。

 

私の答えは非常に単純だった。

「上を目指せ。」である。

 

何を馬鹿な、意味が無いのだろう?そうした(そのうえ達成した)ジョブズさんでさえ後悔したのだろう?と思ったかもしれない。

 

しかしながら、これは何一つ嘘ではない。何故ならば、重要なのはプロセスと気づきであり結果ではないからだ。これは、生活の為に金銭を得るにあたり、結果を見る現代において見落とされがちな、非常にシンプルなこととも言える。

 

癖やインパクトを出すために「上を目指す」などと先述した事を否定する様に書いたが、結局は正解を探し続ける為のアプローチとして、上を目指すが最善と思っているだけの事だ。

 

上に行くのは難しく、試行錯誤が必要で、運やタイミングの問題にもぶち当たる。そうした時、人は、生きる為に最低限必要な程度を求めるだけの退屈な考えを見直す事になるだろう。何度も繰り返すが、それがとても重要なことだ。一応念を押すと、現代以降の(戦争に巻き込まれない場合の)日本においてのことなのだが。

 

そういう風に見直して、繰り返して、終わらないでいれば、いずれ死んだ時も自信を持って問いに答えられる。

 

何故生き、何を得たか、どういう事が、「個」である自分にとって大事であったかという問いに。

 

だから何時までも、何か打ち込めることを見つけて、目標を持って頑張ることが、「上を目指す」ことが、結果や名声や富に関係なく大事なのだ。

 

悪い解答例

最後に一つだけ。

 

個人的に「仕方のないことばかり起きる世界を受け入れて、忍耐が重要だと知りました」という解答は避けるべきだと思っています。

理由としては、これ、将来の夢は公務員とか、適当こいてた中学生の自分が訳知り顔で言ってた真理っぽいゴミだからです。

 

物事を対処するのに忍耐が重要なのは事実なんですけど。例えば、めちゃくちゃ賢い人に「人は宇宙空間に放り出されると死にます」って教えても「なんと興味深い!」とはならないと思うのです。

 

勿論、誰の人生も上手くいくとは限らず。なんなら自分もサラリーマンなので、結果そうなる事はよくある事なんですけど、神様が「個」として、コイツ作って良かったな〜。って思うような考えを持って生きたいから。

 

めちゃくちゃ被りそうな上記解答は避けたいですね。

 

ほな。

 

 

 

休暇日記、アニメを観た話2

気力の問題

どうも、一ヶ月弱休めるとはいえ、入社の為に色々あるよ等と書きつつも、インターネット開通が遅れて、結局割と暇していた私です。

 

割と暇していたので、将来の役に立つ事をしておきたかったのですが、最近の色んなソフトがインターネットに繋がないと通知出て使いにくくなる!と言い訳をして、ダラダラアニメを観て過ごしてしまいました。

 

そんな感じだったので、社会人モードなら絶対観ないであろう「異世界転生」とか「初期からチート能力」とか、「たった一話で修行が終わって主人公がやたら強い」とかの、結局のところ主人公チート系(三つ目はご丁寧に言い訳付きだなと思う。)にまで手を出して過ごしたこの頃。(あとラブコメも)

これらの作品群には「確かに主人公さえ来ればなんとかなる系って、ハマりこんでもアニメの展開に神経割かなくで済むし、娯楽としては優れているな。」位しか感想が浮かばないので、端折るのですが、強いて言うなら、私のオタク全盛期に放送されてたら絵だけでBD10K売ってたなっていう作品本当に増えたなと思いました。

 

そんな中で一つ、異世界にも行かないし、チートスキルも出てこない作品で、これは感想をまとめておかないと気が済まないと思ったものがあったので、今回はそれについて、まとめていこうと思う。

 

感想

本来感想を書くならば、対象の作品のタイトルを書かないといけないのですが、今回ちょっと略称、伏字を使いたいと思います。(なんとなく)

 

私が観たのは「ひげ〇ろ」という作品です。そして、この作品を観て私が一番に思った事は、「自分もそうする。」という事です。

ただ、これは、作品の主人公がしたことに関してではありません。ましてや、作中の誰かの行動に思った事でもありません。

それは、この作品を2〜3話観進めた時に、そういう事なら、こうあるべきだし、自分なら多分こう言う終わり方にするという意味での「自分もそうする。」なのです。

それはつまり、この作品を観ながら自分は、なんとなくシンパシーめいたものを作者様に感じたという事です。

 

という訳で、これからこの作品の共感点について、書き記していこうと思います。

 

善人の割合が多い(というかほぼ全員)

これは自信を持って言えるのですが、この作品の作者様は性善説をもって作品を書いています。

それというのも、この作品のヒロインに降りかかる不幸が極端に重く、かつそれを更生させる人物全員が善人という構図は、頑なに人の善性を信じていないと書けない、というより、そうはならないからです。

 

また、作者様はおそらく「尊敬している善人の社会人」に出会ったことがあるのだとも思います。そして、強烈な「人間かくあるべし」という像をもってこの作品を書いた事と推察します。

 

更に言うと、悪人が複数出てきたり、悪意をもって狡猾に何かを奪い合う時の複雑な策略描写は、この作者様にとって、難しい事だったのだろうとも思いました。

作品中の悪意に関する描写が「いじめ」という大きな括りであったり、「クズ親父」というテンプレートなのは、そのせいだと思います。

 

ここまで読んで伝わったと思うのですが、私のこれは感想かどうか際どいものです。しかも、見方によっては作者様の事を分かった気になるという高慢な旨のものでもあります。なので、別に誰が読むでもないですが、私は一応タイトルを略称、伏字にしました。

 

兎角、一旦、ここまでを本当に感想か怪しいまとめ方をすると、多分作者の人が善い人、或いは理想の高い人なのだろうなと思ったということです。

 

その上で更にもう一つ共感点があったので、それについても書いて、この拙い感想文を終わりにしようと思います。

 

人間には歴史がある。

私がこの作品を観て、感想を書かなければと思った表現があります。それは他人の過去の事を歴史と呼んだ点です。

 

これは私にとって嬉しい事でした。何故ならば「自分もそうする」からです。

何よりもまず、私がこの作品に出会う前から使っていた表現を、今日日まで接点の無かった創作のプロがしていた事に喜びを感じました。

そして、この作品の作者様が先述の通り(本人がそれを体現するような人かはどうあれ)善という普遍的なテーマについてよく考えて作品づくりを行ったのだと確信しました。

 

ここからは個人的見解であり強い偏見です。

人間に歴史があるという人は、悪意を持った接し方にあったとして、決してその瞬間のその人と悪意だけを見ません。

なので、仮に集団に入った時に、既にはぐれている人を共に除外しようと唆されたとしても、自分の力で事態を精査します。

少し良いように言いましたが、こういう人は時にその柔軟性の無い善によって、社会のスピードに追いつけず。或いは簡単に帰属、同調する事が要領の良い正解とされている場面で、正解はできないことも有り得ます。

勿論、作者様は創作のプロなので、精神の一部を割いてそう見せているだけでしょうから、事にあたっては柔軟に対応できるかもしれませんが、自分としては、そういった善への拘りによる不器用はとても良いと思うのです。

 

強引にまとめ

私がこの作品を観て、面白いと思ったかどうかは、正直分かりません。敢えて明言すると、苦手な設定もありました。

なぜそう言うかというと、特別に、かつ長く感想を書いたから物語の作りに惹かれたんだ!と思われると少し違う気もするからです。

なによりこの感想(?)を見て、面白い話なんだ!という気持ちで視聴すると期待の通りでない可能性も大いにあると思います。何分、いい人が多くヤマが少ないので。

 

とまあこんな感じでこの記事は終わりです。

 

また次回。