【日々の徒然】まだ遠い目標(ゴール)
1/28のできごと
この日の午後7時頃、私は田舎の国道を、母の実家から自分の実家へ帰るために車で走っていた。
遠くまで開けた田舎の風景、車通りもそう多くはなかった。
目の前の2台と私の後ろ以外は!
スピードメーターに目を落とすと、表示は法定速度ピッタリに近い。しかし、前を走る車の2台目は追い越し禁止でなければ今にも追い抜きそうなほど、小刻みに左右へ振れている。
「渋滞メイカーだ。」
私はそう零した。いや、2台前の車は法定速度を守っているだけで極めて正しいのだが、私はその振る舞いに苛立ちを感じ、つい思っていたことを口走った。車に盗聴器でもついていたら、スピード違反予備軍である。
何故そうしたのか?
トイレに行きたかったからである。
この時私はとある日の交差点を思い出していた。明らかに赤が長い非優先信号に交差する道路が混んでいて、何台かの車が交差点に残った状態で青になった時のことをだ。これは結果、青一回分損をし混みあった時間で膨大な人の時間が無駄になった。
軽い気持ちで、数秒後どうなるか考えもできないしょうもない命が沢山の人の事情を阻害した。やむにやまれず余裕のない時間に外出した人は誰かを待たせることになったろう。
私は気づいてしまった。法律上は罪がない無思慮な行為で、人の恨みを買っている人がいることに!
人は不細工に生まれたり、貧乏に生まれたり、障害を持って生まれたり、危険な地域に生まれたり、或いは魂が畜生に転生することもあるという。
これこそが、その原因がひとつだ。いや、トイレの件は私の過失も大きいので何も言えないのだが、交差点の件で生じた。現世で払いきれなかった宿業の罪は、静かに貯金されていくのだ。
とりあえず、交差点の件でなにかをはやり過ちを犯した人間の少しでもという欲望。もう少し理性をはたらかせなさい!
そう思ったお話だよ。そんなことを言いながら私も日々の生活を見直していかないとね。
うんことかね。
では。